KSM-03 トッド

KSM-03 トッド

妄想設定

 コロニー国家である公国にとって、海は宇宙以上に未知の世界であり、その対応は困難な課題であった。
 しかし幸運にも、早い段階で連邦軍の海洋研究施設を占拠することに成功。そこに蓄積されたデータを吸収し、開発されたのが本機である。
 機体をとりまく水を冷却に用いて高出力を実現し、重装甲、ハイパワー、ビーム兵器の搭載が可能となった。
 しかし、機体内部に冷却用水を保持する構造は重量増加をまねき、水中でこそ高性能だが、陸上では「陸に上がった魚ならぬトド」となってしまった。
 そのため「連邦の白いウサギ」との戦闘でも、その水中性能と重装甲、ハイパワーを見せつけながら、陸ではウサギの速い動きに翻弄され、撃破される結果となってしまった。

創作雑紀

 ゴックのイメージといえば「海」「パワフル」「頑丈」。
 このイメージに一致するのが「クジラ」「セイウチ」「トド」。
 水陸両用機であるため、陸上活動できない「クジラ」は却下。で、名前の語感から「トッド」となりました。
 しかし脳内ではバッチリでも、作りだしてみると「ゴックはガッチリ骨太、トドは太いけど長い」っつう、当たり前のことに気づくのです。「ゴック」のシルエットを尊重すると「トド」に見えないし、「トド」に寄せると「ゴック」から離れていく。
 途中で悩み、「ビーバー」に路線変更しようかとも思いましたが、やはり「海」「パワフル」「頑丈」は外せない! というわけで、ムリクリこうなりました。ギリギリのところで、ゴックとトドのバランスにまとめたつもりです。
 もし「ハイ・ゴック」を作る機会があれば「セイ・ウッチ」になるでしょうが、なんかまた「セイウチって体が太いけど長い」とか言いそうです(苦笑)

2012/08/27

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